
イラストレーター、デザイナー、カメラマン、ハンドメイド作家などのクリエイターさんが、ファンの方から投げ銭(支援金・寄付)を受け取れるサービスを調べました!
ネットやSNSでは、投げ銭として利用するのはアウトなサービスが紹介されているもの見かけました。
記事にするにあたり、自己判断ができない部分は運営会社に問い合わせて、できるだけ間違いが無いように調べました。
事前知識1 物乞いは軽犯罪行為になる
投げ銭サービスを利用する前に、2点知っておいたほうが良さそうな情報を見つけました。

ネット上での物乞いは、軽犯罪法の「こじき」に該当してしまう場合もあるようです。
「生活が苦しいからお金をください」など同情を誘う内容はNGで、
「〇〇の活動を支援してください」はOK
事前知識2 個人間送金に関わる資金移動業の法律


「資金の移動が目的」な個人間送金をするには、資金移動業の登録をした業者を介して、免許証など本人確認書類のアップロードが必須だと知りました。
本人確認が必要な理由は、マネーロンダリング(資金洗浄)など不正を防止する為。
マネーロンダリングとは、悪い人たちが悪い方法で手に入れたお金を、出どころを不明にする為に裏で工作すること。
本人確認などの煩雑な登録が不要な投げ銭サービスもありますが、そういったサービスは「現金ではなくポイントを購入して送り合う」「支援に対しての対価を作る」など、資金決済法に違反しないように工夫されていると知りました。
大手や資金移動業の登録をしている企業のサービスならよほど大丈夫だと思いますが、開発側の方がこの法律を知らずに運営してしまう事件も過去にあったようです。

投げ銭や個人間の支援が流行っていて新しいサービスが次々と出ていますが、運営企業の情報や利用規約をよく調べてから利用したほうが安全だと思います。
(漫画 王様達のヴァイキング で覚えた「マネーロンダリング」というかっこいい横文字が現実で使えてちょっと嬉しい)
クラウドファンディング型
ここからは本題です。見つけたサービスを一気に紹介します。
FAAVO

polca

CAMPFIRE

MOTION GALLERY

Makuake
kibidango

決済・送金アプリ
PayPay(※)

アプリを開き、受け取り用のQRコードを相手に読み取ってもらう事で送金してもらえます。
(※)ただし、「クリエイター活動への投げ銭として利用していいのか?」正確な情報を見つけられなかったので、運営会社に問い合わせ中です。
回答をいただいたら追記します。
pring

デジタルコンテンツ+投げ銭
note

noteにはサポート機能があるので、投げ銭用のページも作成できます。

BOOTH

BOOTHでイラストや写真など、投げ銭用のデジタルコンテンツを販売します。
対価があるので、個人間送金にはならずに済みます。
金券・商品で受け取る
Amazon ギフト券
EメールタイプのAmazonギフト券をプレゼントしてもらう方法です。
Amazonほしいものリスト
ほしいものリストを公開する方法です。
kampa!

かべうち
投げ銭・支援専用サービス
Ofuse

ユグドア
PIXIV FANBOX

ファンティア

SUZURI People
メセロ
Ci-en(DLsite)

PATREON

Twitterで真田さんに教えていただきました。
海外の方へのアプローチに便利そうです。
【番外】金銭的負担なしで応援してもらう方法
Popple
ポップルは1いいねが1円になるSNSアプリです。
ファンの方にあなたのポップルのアカウント名を伝えて、作品の動画や画像を投稿して、あなたの作品を気に入った方がいいねしてくれたらお金になります。
投げ銭としての利用はアウトなサービス
PayPal.Me

URLを伝えるだけで相手が自由に金額を指定して送金してもらえるサービスで、SNSや個人ブログでも投げ銭としての利用方法を紹介されている人がいて「手軽で良さそう」と思いました。
ですがユーザー規約を読むと
「個人間の支払い」とは、家賃や食事代などのお客様ご負担分を、ご友人やご家族に支払うことです。個人間の支払いは、ほとんどの国でご利用いただけません。
「個人間の支払いはダメだよ」という内容を見かけて、ちょっと心配になったので運営会社様に問い合わせてみました。
私「PayPal. Meを利用して、個人同士で支援金を受け取る事は問題ありませんか? クリエイター(自分)への投げ銭機能としての利用を検討しています。」
↓
ペイパルカスタマーサービスさん「垣内様
平素よりペイパルをご利用いただきありがとうございます。
ペイパル カスタマーサービスのCarina(ケリナ)でございます。
お忙しい中弊社までご連絡いただき、ありがとうございます。
早速、お問い合わせいただいた件につきまして、回答させていただきます。
ペイパル上で確かに個人間送金の機能がございますが、
請求、請求書にて利用可能でございますが、PayPal.meはまだ利用できない状態でございますので、
ご了承いただくようお願い申し上げます。
もし個人間で資金を受け取りたい場合、請求または請求書を発行いただき、
その方法でご利用いただくようお願い申し上げます。
また、ほかに何かお役に立つことがありましたら、このままご返信頂ければと幸いでございます。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
若葉の緑が目にも鮮やかなこの頃、健やかなる日々をお過ごしくださいませ。
」
「PayPal.meはまだ利用できない状態」 まだ という事は、いつか個人間送金に利用できるようになるのかな?と思いましたが、2019年4月時点では投げ銭として利用するのはダメみたいです。
BOOTHならPaypal決済もあるので、別のサービスを利用して代替えできます。(BOOTH お支払い方法)
投げ銭・クリエイター支援サービスは増加中!
調べていて知りましたが、クリエイターを支援するサービスは新しいものが続々と登場しています。
ここで紹介しているのは、大量に存在するサービスの中のほんの一部です。
「もっと良い方法があるのに!」など何か知っている事があったら、コメントなどで教えてもらえると嬉しいです。
私は
- BOOTH
- note
- Amazonギフト券
↑この3つを投げ銭・支援金の受け取りに利用しようと思いました。
次回は、スマートに投げ銭を受け取る方法を考え、形にしたらまた記事にて紹介します。
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